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楽曲解説 


カンタータ56番 BWV56

喜びて十字架を担わん

Ich will den Kreuzstab gerne tragen

初演 1726年10月27日
編成 バス独唱、四声合唱(コラールのみ)
オーボエ2、オーボエ・ダ・カッチャ1、ヴァイオリン1・2、ヴィオラ、通奏低音
用途 三位一体後第19日曜日(通常10月頃)

最後のコラール以外はバスのソロで歌われる、ソロカンタータの代表作の一つ。「十字架カンタータ」として知られる。

(譜例をクリックすると出だしをmidiで聞くことができます)

第1曲 アリア

編成:バス、オーケストラ、通奏低音
midi available
「我喜びて十字架を担わん」との歌詞のついた主題は、十字架を象徴する#(ドイツ語でクロイツ)による増2度音程で、苦悩に満ちた感情を表している。「担わん」(tragen)の歌詞には、ため息を思わせる音型が用いられている。

第2曲 レチタティーヴォ

編成:バス、チェロ、通奏低音
チェロの波のような音型にのって、「この世の移り行きはさながら舟旅のようだ」と歌われる。

第3曲 アリア

編成:バス、オーボエ、通奏低音
midi available
オーボエのオブリガートを伴ったアリアで、「ついに、ついに、わがくびきは去らん」の歌詞を喜ばしく歌う。

第4曲 レチタティーヴォ

編成:バス、弦、通奏低音
「私は心の用意が出来ている」と語りはじめ、第1曲の後半部を再現し、「救い主はご自身で私の涙をぬぐわれる」では、弦のため息の音型とバスの3連符の対比が美しい。

第5曲 コラール

編成:合唱(4声部)、オーケストラ、通奏低音
midi available
ヨハン・フランクのコラール。4声合唱で歌われる。