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楽曲解説


カンタータ36番 BWV36

喜び勇みて羽ばたき昇れ

Schwingt freudig euch empor

初演 1731年12月2日 ライプツィヒ (1725年の原曲を1726、1731年に改作)
編成 独唱 ソプラノ、テノール、バス、4声合唱
オーボエ・ダモーレ2、ヴァイオリン1・2、ヴィオラ、通奏低音
用途 待降節第1日曜日

世俗カンタータであった原曲を、"Nun komm der Heiden Heiland"や"Wie shone leuchtet der Morgenstern"等のクリスマス用のコラールを織り込んで、待降節第1日曜日用のカンタータに大幅に拡大したものです。追加された楽章は、第2曲、第6曲、第8曲ですが、いずれにもクリスマスシーズンのコラールとして有名な"Nun komm der Heiden Heiland"(いざ来ませ、異邦人の救い主)の旋律が用いられ、全体としてコラールカンタータとして模様替えされました。

(譜例をクリックすると出だしをmidiで聞くことができます)

●第1部

第1曲 コラール合唱

編成:合唱(4声部)、オーケストラ、通奏低音

midiで出だしを聞く

オーボエダモーレ、弦楽器、合唱の3群が対比される協奏曲的な楽章です。合唱パートはオーケストラとは異なる旋律を独自に歌いだします。
合唱パートの譜例:
midiで合唱の譜例を聞く

第2曲 コラール

編成:ソプラノ、アルト、オーボエダモーレ2、通奏低音

mideで出だしを聞く

オーボエダモーレに伴われたソプラノとアルトが、"Nun komm der Heiden Heiland"のコラールを美しく変奏します。

第3曲 アリア

編成:テノール、オーボエ・ダモーレ、通奏低音

midiで出だしを聞く

オーボエダモーレがその名(ダモーレ="愛の")にふさわしく、花嫁(信徒)・花婿(キリスト)の愛を伴奏します。

第4曲 コラール

編成:合唱、オーケストラ

midiで聞く

1726年に待降節用に改作されたときの終曲であったコラール"Wie shone leuchtet der Morgenstern"(輝く曙の明星のいと美わしきかな)の転用で、やはりクリスマスシーズンの有名なコラールです。

●第2部

第5曲 アリア

編成:バス、弦合奏、通奏低音

midiで出だしを聞く

弦合奏に伴奏されたバスの堂々としたアリアです。

第6曲 コラール

編成:テノール、オーボエダモーレ2、通奏低音

midiで出だしを聞く

テノールのコラール定旋律が、めまぐるしく動く2本のオーボエダモーレに伴奏されます。

第7曲 アリア

編成:ソプラノ、ヴァイオリン独奏、通奏低音

midiで出だしを聞く

ミュート(弱音器)をつけたソロ・ヴァイオリンに先導され、ソプラノが「抑え弱い声によっても」という歌詞を歌います。

第8曲 コラール

編成:合唱、オーケストラ

midiで聞く

コラール"Nun komm der Heiden Heiland"の最終節が歌われ、幕となります。